戦女神ZERO レビュー

    2012年01月16日 00:00

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    ━━戦女神シリーズ3作目にして原点
    戦女神ZEROはエウシュリーから発売された戦女神シリーズの3作目であり、幻燐の姫将軍、戦女神へと続くシリーズの原点を描いた作品である。
    本作は主人公のセリカが神殺しと呼ばれる理由と、魔神ハイシェラとの出会いが明かされる。
    なお、自分は戦女神シリーズが未プレイだったが、内容的には問題なく楽しめた。



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    ━━シリーズ毎に洗練されていく完成度の高いシステム
    本作は過去作のシステムをより洗練されたものになっている(らしい)ため、プレイ中にシステム面でストレスを感じることはあまり無かった。このあたりはシリーズ物の強みであり、今後もさらに良くなっていくことが期待できる。

    戦闘システムははオーソドックスなWT制で、技の発動、冷却時間を考えて戦闘を組み立てたり、敵の技が来る直前に防御させたりと比較的戦略性は高い。
    難易度も雑魚戦は比較的簡単で、オート戦闘でも油断しなければ十分進んでいける。一方でボス戦の難易度は高く、後述の属性関連を把握していなければ一撃でやられることもしばしば。

    そして、本作の特等的な点は属性関係だろう。攻撃属性が9種類、防御属性が14種類あり、単純に「火と水が反発する」といった単純なものではなく「万能属性は物理相手に120%、炎相手は100%、霊体相手は35%・・・」と言った具合にかなり細かく属性相性が決められている。
    さらに、敵に攻撃属性、防御属性が設定されているのはもちろんだが、本作では武器、防具毎に属性が決められているため、単純にパラメータが高いという理由で不適切な属性の武具を付けると苦戦は免れない。
    この概念を理解するかどうかで本作の難易度がガラっと変わってくる。
    とはいえ、戦闘システムがすごく面白いゲームというわけではないので、コンシューマのゲームをやり尽くしている人間から見ると、古臭くて退屈に映るかもしれない。自分もストーリーが気になって続けていたが、戦闘システムには余り魅力を感じなかった。

    また、周回プレイやアペンドディスクも用意されているため、やり込み要素もそれなりに豊富。

    大きな不満点としてはマウスホイールによるメッセージ送りができないこと、迷宮のマップの全体像が見れないことくらいか。




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    ━━結末が見えているが、その過程が素晴らしいストーリー
    本作は所謂過去話であるため、ストーリーの結末(ハイシェラが剣になり、セリカの周りの人間のほとんどと別れる)は最初から分かっている状態である。
    また、序盤で登場するサフィアも外見を見れば今後どうなるのかが予想できてしまう。
    しかし、その結果に至る過程は素晴らしく、また、過去話故の主要キャラの使い捨ては圧巻である。
    特に第一世代終盤の主人公親友や姉、恋人が次々に死んでいき、同僚の神官を廃人に追いやり、大司教を手にかける展開は分かっていても続きが気になる。
    神の肉体を手に入れてからも腫れ物扱いされる様子がきちんと描かれていて好印象。

    一方で、序盤はセリカが真っ当な主人公をしており、仲間もテンプレートなキャラばかりなのでかなり退屈。
    実際自分は序章~2章あたりまでが退屈で一度ゲームを投げてしまったため、掴みの弱さが問題だと思われる。
    3章に入るととたんに楽しくなったのだがそこに辿り着くまで引きつけられるものがなかったのは残念。





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    ━━総評
    ★★★★★★★★ (8.0/10.0)
    18禁ゲームとしては十分すぎるほど完成されたRPGであり、普段一般ゲームをやらないプレイヤーなら普通に楽しめるレベルになっている。
    一方で、頻繁にRPGをプレイする人間にとってはよくあるシステムでしかなく、戦闘面は少々退屈に思えるかもしれない。
    しかし、ストーリーの出来はよく、戦闘システムも悪いわけではないため、世界観やキャラなど気に入った要素があればプレイすべきだと思う。プレイ時間的にも軽めなのでライトゲーマーでも安心。
    ただ、個人的に序盤が微妙だったので、3章までは頑張ってプレイして欲しいところ。それを超えれば熱い展開と、欝な展開が待っている。






     
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