無双OROCHI2 レビュー

    2012年02月04日 15:19

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    ━━オロチシリーズ最新作
    無双オロチ2は無双オロチ、無双オロチ再臨、そしてそれらを包括した無双オロチZに続くオロチシリーズの最新作であり、三国、戦国武将だけでなく、仙界、さらには他作品とのコラボキャラも含めた所謂お祭り作品であり、従来のナンバリングタイトルよりもキャラゲー色が濃くなっており、歴史に詳しくない自分でも楽しめる作品になっている。

    オロチZは歴代でも評価の高い作品であり、その続編となる本作には期待が高かった。




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    ━━総勢132名のプレイアブルキャラクター

    オロチシリーズの最大の特徴はそのキャラクター数だろう。
    130人以上のキャラクターから好きなキャラを見つけ出し、育成していくことにはアクションゲームでありながらRPG的な楽しみがある。
    一通りキャラを使うだけでも相当な時間がかかり、それだけでも凄まじいボリュームといえる。

    また、オロチシリーズの特徴として3人一組のチーム制という点がある。
    このシステムが膨大なキャラ数を誇る本作と噛み合っており、新規武将の武器集め、育成が簡単にできるので新しいキャラを使用するハードルが低くなっている。
    また、ストック経験値や武器錬成、武器購入などでとにかく新しくキャラが使いやすきなっている。
    そしてこれだけのキャラ数を誇りながら性能が被ることは少なく、それぞれの個性が出ていることは評価したい。

    反面キャラ数の多さに対してステージ数の少なさが目立っており、大多数の武将はストーリー上での見せ場がなく、仲間になったらそれっきりという場合が多い。
    確かにこれだけのキャラ数を全て活躍させろというのは無理な話だが、一方でストーリー的に重要とも思えない甲斐姫がやたらと目立っていたりとよく分からない出番の差が出てきてしまっている。
    特に後半で仲間になるキャラについてはほとんど見せ場なく終わっているのが残念。
    このあたりはドラマチックモードで保管していたオロチZが優秀だったなぁと思う。




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    ━━過去最高峰の敵数とステルス
    オロチ2は自分がプレイした無双の中でも最高レベルのワラワラ感が味わえるが、同時に最高レベルのステルスも味わえる。
    とにかく敵の数が多く、1ステージで1000人斬りは当たり前、その気になれば2000人、3000人と簡単にこなすことができ、爽快感は相当なものだが、一方で、頻繁に敵の姿が消えるため、雑魚を一掃したそばから新しい雑魚が湧き出てくるような状態になっている。

    「合体技で敵をたくさん巻き込もうとしてマップ上で赤い場所に突っ込んだら、敵が消えていてそのまま合体技の時間切れ」なんてことがよくあり、合体技の爽快感が打ち消されてしまっている。
    高難易度ではステルス状態の敵からの不意打ちが致命傷になりやすく、ゲーム性とは違う場所での理不尽さが生まれてしまっている。

    確かに敵数が多いことは無双ゲーでは重要なことだとは思うが、無理矢理表示数を増やした結果がステルスでは本末転倒だろう。オロチZでは敵が消えると感じたことがなかったので、あの程度の敵数でも十分だと思う。




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    ━━改悪の多いシステム

    オロチシリーズはとにかくキャラ数が膨大なので新しくキャラを使用する際の敷居が低く、育成面では相当プレイしやすくなっている。
    具体的には、3人一組製から、好きなキャラに振り分けが可能なストック経験値、武器を練成することで簡単に強力な武器が作成できる武器錬成、さらには今作から武器の購入も可能になるなどである。
    これらのシステムは前作時点ですでに完成されており、それゆえ前作の評価も高かったのだが、本作ではこれ以外のシステムでの改悪が目立った。

    特に、新システムが軒並みストレスの原因にしかなっておらず、今作に携わったスタッフのセンスのなさが伺える。
    本拠地では出来ることが殆ど無く、いずれもメニュー画面から行えば良いものばかり。さらにそのメニュー画面もやたらと使いにくい使用になっている。
    また、無双の戦場はコストが少なすぎてほとんど意味のないものになっており、オンラインプレイもロビーなどが無く1ステージごとに解散というお粗末なもの。
    武器の馴染みや好感度はただでさえキャラ数が多いにもかかわらず、さらなる作業での水増しにしか感じられず、ステージは時間改変と言う名の使い回しが多数。
    妖蛇退治ではつまらないシューティングを数ステージでやらされる上、倒しても武器や巻物を落とさないため妖蛇と戦う気が全く起きない。
    前作で個人的に気に入っていたスキルシステムがキャラ固定になっており、武器集めなら小喬、鮑三娘、ガラシャが必須、馴染み上げなら牛鬼必須・・・と作業プレイ時にキャラが固定され、作業感をより一層感じる作りになっている。

    他にもステージ途中のムービーのロードが長い上、フリーモードでもカットできず、フリーモードの存在価値がないとか、ステージ選択時にクリア済みの難易度がパッと見れないとか、推奨武将でプレイ時に武器を弄るにはステージ準備画面からメニューに戻らないと駄目とか、アイテム装備数が2つな上、鞍で一つ枠が取られて自由度なさすぎとか、ネタ武器が最強武器なキャラ多すぎとか、色々細かい不満点を上げているとキリがない。

    はっきりいって今作のシステム周りは非常に出来が悪く、プレイできないほどではないが、とてもシリーズを重ねている作品とは思えない。
    システム的に良い点や、キャラ数の多さなどは全て前作から引き継いだ部分であり、オロチ2ならではの良い点が思い浮かばない。




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    ━━総評
    ★★★★★★★★☆ (8.5/10.0)
    不満点を山のように上げたが、ゲームとしてはキャラ数がひたすら多く、爽快感もあるため面白い作品であることは確かだと思う。
    しかし、やりこむにつれて細かいストレスが積み重なっていき、だんだんと評価が下がっていくタイプのゲームな気がする。
    特にスキルの固定が個人的に一番痛く、良い属性を狙うときは常に上記3キャラを連れていかなければならないというのは作業ゲーとして致命的だなー。

    まぁ、3人一組、武器錬成というオロチシリーズの良い点は残っているので、キャラ数と相まって近年の無双としては良作だろう。





        
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