ルーンファクトリー4 レビュー

    2012年08月11日 22:14

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    ━━RFシリーズ第四弾
    ルーンファクトリーはDSで1作目が発売されたシリーズであり、牧場物語にアクションRPGの要素を加えた亜流作品となっている。
    1、2は粗が多く、お世辞にも良い出来とはいえなかったが3で一変、完成度の高い良作となった。
    また、据え置きではフロンティア、オーシャンズが発売されており、中でもフロンティアは3に並ぶ評判の良さとなっている。(自分はロードの長さに挫折したが)
    本作は3DS版ということで、Oから投入された女主人公の要素を強め、新たなユーザーの開拓が行われた。
    しかし、その結果ヒロイン候補の数が前作に当たる3の約半分(3は11人、4は6人)に減っており、発売前には不満の声が上がっていた。

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    ━━様々な要素が詰め込まれたゲームシステム
    RFシリーズは牧場物語+ARPGと言うだけあって、非常に多くの要素がゲーム内に詰め込まれている。
    牧場物語のメインである農業は当然として、釣りや畜産(本家と違いモンスターだが)、得られた作物や魚を使っての料理、鍛冶や装飾品作り、作った商品を自分の店で売る、などできることは様々。
    また、本家と同じく住人に好感度が設定されており、毎日のあいさつ回りやプレゼントなどで好感度を上げることで、恋人を作ったり結婚したりすることも可能。

    そして、これらにARPGの要素が絡んでおり、料理を食べるとHPやRP回復や状態異常の治療、ステータスの一時的な上昇といった効果が得られたり、鍛冶で強力な武器を作成、改造したり、仲良くなった住人とダンジョンに行ったりと非常に上手く各要素が噛み合っている。

    加えて、本シリーズでは主人公はレベルやスキルの上昇で強くなるが、スキルシステムがかなりユニーク。
    スキルには戦闘によって上昇するスキルや、農耕で上昇するスキル以外にも、毎日1時までに寝ることで上昇するスキル、食事をすることで上昇するスキル、風呂にはいることで上昇するスキル、歩いていると上昇するスキル、など多岐にわたり、ゲーム内のあらゆる行動がスキルアップにつながっている。
    戦闘に積極的に行かなくても、上記の牧場物語的要素をこなしているだけで、勝手に主人公が強くなっていき、いつの間にかダンジョンがクリアできるようになっているのは面白い。

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    ━━非常に豊富な会話パターン
    個人的に本作で最も評価している点が住人たちの会話パターンの豊富さである。
    住人に対して一日一回話しかけることで好感度が上がるため、ゲームシステム的に毎日話しかける必要があるのだが、本作ではほぼ毎日違う会話パターンが用意されているため、挨拶回りが全く苦にならない。
    Oでは、住人の会話パターンが少なく、挨拶回りが好感度を稼ぐための作業と化していた点が非常に不満だったため、今回この点に力を入れてくれたことは嬉しい限り。

    また、住人にはAIが搭載されており、食事時に食堂に集まって食事をとったり、適当な時間に温泉に行ったりと行動がワンパターンにならず、生活感をある程度演出できている。

    SkyrimやFalloutといった箱庭ゲームに比べると遥かに小さなスケールだが、個々の住人の個性ははっきりしており、違った方向性の箱庭ゲームとして完成度が高いといえる。

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    ━━不満点を幾つか
    本作は様々な要素を詰め込んだゲームであるが、それが故に個々のシステム自体は浅くなってしまっている。
    農業や畜産にしても本家と違い、農具のレベルが上がるとすぐに終わらせることができるし、アイテム作成についてもある程度のアレンジは効かせられるが、アトリエシリーズほどの深さはない。
    戦闘も一昔前の見下ろし型のARPGであり、真新しさはない。せめてガードがあればもう少し戦略性もあったのだろうが現状では「やられる前にやる」というのが基本になっているため、戦闘をメインに据えることが出来るレベルではない。

    また、UIに関してはリターンがタッチで操作できたり、作物をまとめて収穫できたり、出荷箱から物を取り出せたりと、かなり快適になっているがそれでも尚幾つかの細かい不満は残る。

    とはいえ、何と言っても最大の不満点は最初に上げたヒロイン数の減少だろう。
    1、2に比べて3の売上は大きく落ちてしまったため、企業としての判断で女性ユーザーの取り込みを図ろうというのは分かるのだが、1ユーザーとしてみるとやはり女主人公の導入によってヒロイン数が減ったとしか思えない。
    単純に3では11人だったのが4ではヒロイン6人、ヒーロー6人で合計12人ではヒロインに費やす時間を半分にしてヒーローを作成したとしか思えない。
    どこかの記事で「数を減らした代わりに掘り下げを深くした」というような話を見た気がするが、それならばヒーロー候補の6人分の作業量を費やせばヒロイン数を減らさずにすんだのではないかと思ってしまう。

    この点に関しては発売前から色々言われているが、今回の売上が好調だったことから次回以降もこの路線で行くのは間違いないだろう。
    自分としては女主人公がどうこうではなく数が減ったことを嘆いているため、次回作では少なくとも3と同じ数であるヒロイン数11、ヒーロー数11のような頑張りを見せて欲しい。

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    ━━総評

    ★★★★★★★★★☆ (9.5/10.0)


    様々な要素が上手く組み込まれた非常に完成度の高いゲーム。
    個々の要素はそれほど深い出来ではないが、やれることの多さを考えたら十分なレベル。
    何よりも住人が活き活きとしており、「ファンタジー生活」を満喫できる出来となっている。
    やり込み面でもレベル10000オーバーまで育つようなので、ヘビーユーザーも安心。

    Oの出来には首を傾げざるを得なかったが、今回は文句なしに良作である。
    セルザと結婚できるパッチはよ

       
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