キングダムズ オブ アマラー レコニング レビュー

    2012年10月01日 00:00

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    ━━海外スタジオによる新規IPのオープンワールドRPG

    キングダムズ オブ アマラー レコニングは海外産のオープンワールドRPGで、有名クリエイターが多数制作に関わった大作であり、新規IPにも関わらず120万の売上を記録したが、色々あって開発スタジオが倒産ということで話題になった(らしい)。
    しかし、開発元が傾くほどの予算と期間を費やして制作されたゲームだけあって作りこみは相当なもので、日本でも品薄が続いているようだ。

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    ━━新たな装備品を探す楽しみ
    個人的に本作を購入するきっかけになったのがハック&スラッシュだということである。
    このジャンルは日本ではマイナーで(ハック&スラッシュという単語自体に噛み付く人もいるが)特にコンシューマではほとんど数が出ていない。
    しかし、チマチマと装備品を交換し、自キャラが強くなっていく感覚が好きなのでこのジャンルにはもっと流行って欲しいところ。話によると武具の自動生成はバランス調整が難しく、開発者は作りたがらないらしい。

    このゲームでは敵を倒す、宝箱を開ける、クエストをクリアする、などあらゆる方法で装備品を入手できハック&スラッシュとしてしっかりとした出来になっている。
    装備品が職業で制限されているが、転職を思い立ってから1時間もすれば他職の装備一式が揃っているくらい装備品が手に入りまくる。

    ただ、自分は手を出していないのだが、鍛冶や装飾を極めるとランダムで入手できる装備品より圧倒的に強いものが作れるらしく、そうなるとこの部分の楽しみが削がれてしまう。
    幸いにもこのゲ-ムは難易度ハードでもそれほど難しくないため、ハック&スラッシュ要素を楽しみたい場合は、自作要素を制限することを勧める。

    とはいえ、セイクリッドほどハック&スラッシュに傾向しておらず、あそこまでの出来を期待すると少々肩透かしを喰らうかも知られない(個人的には十分だったが)

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    ━━自由度の高いキャラビルドと軽快な戦闘
    本作はセイクリッドやボーダーランズといった他のハクスラゲーと同じくレベルアップでポイントが入手でき、それを割り振ることでアビリティを覚えていくことが出来る。
    これ自体は至って普通なのだが、本作では先に上げた作品のような種族による制限がない。またスキルの振り直しが簡単にできるため、他のゲームのようにアビリティのために何週もプレイする必要がないのが個人的に気に入っている。
    また、マイト(戦士職)にポイントを振りながらフィネス(ローグ)にも振り分けを行うことが出来、マイトとフィネスにの両者に一定以上ポイントを振ることでボーナスを得ることも可能(勿論マイト一筋でもボーナスは獲得できる)
    このようにキャラビルドの自由度は高く、現在のプレイスタイルに飽きた時に気軽に変更可能なのは評価できる。

    また、戦闘はこの手のゲームとしてはかなり作りこんであり、所謂クリックゲーとは大きく異る。
    とはいえ、流石にデモンズソウルなどの戦闘に特化したゲームほどではなくあくまでもアクションRPGとして結構良い出来という程度。
    敵の種類も少なめなので戦闘に関しての過度な期待は禁物。

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    ━━不満点を幾つか
    このゲームはサブクエストが多く、1つのクエストをこなそうとすると途中で新たなクエストを発見し、そちらも・・・といった具合にボリューム面では相当なものがある。
    また、サブクエスト自体もしっかり作りこんであり、「〇〇をとってこい」、「××を倒せ」といったものだけにとどまらない。選択肢によって結末が変わるものも大量にあり、自分のスキル次第で選択肢が出たり出なかったりするのも面白い。(解呪スキルが高い場合に、呪われて襲いかかってこようとする騎士を会話で正気に戻す、など)
    しかし、クエストをこなす=経験値が入るということで足を引っ張ってくるのがレベルキャップの存在。
    このゲームはレベルの上限が40で、サブクエストの大半を無視して進んだ自分すら39まで上がっている。レベルが上がりきってしまうとゲーム進行のモチベーションが上がらなくなり、飽きが来てしまうのが心配になる。
    フォールアウト3であっという間にレベルがカンストしてしまい、モチベーションがだだ下がりになった記憶があるため、この点は残念。

    個人的に一番マイナスだったのはアイテム管理のマズさ。
    ジャンクシステムはかなり使い勝手がよく、気に入ったのだがそれ以外がダメダメ。
    所持数自体に不満はないのだが、クエストアイテムをアイテム数にカウントしたり、倉庫に収納できる数が極端に少なかったり、中盤以降、素材系のスクロールが面倒でアイテム整理がしにくいなど、いくつか悪い点が上がる。
    倉庫の収納数に関しては、装備の売却に割り切りがついたため、個人的には気にならなかったが、評判を見ているとこの点をマイナスに上げる人は多いようだ。
    なによりも素材系のスクロールが面倒くさすぎる。最低限ページ送りくらいは入れておいて欲しかった。ジャンクシステムがなければ投げていたかもしれない。

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    ━━総評
    ★★★★★★★★★ (9.0/10.0)
    突出した点はないものの、各要素が高いレベルでまとまった良作。
    ハック&スラッシュとしてはセイクリッドに及ばず、アクション面ではデモンズに及ばず、オープンワールド性ではスカイリムに及ばない。
    そもそもエリアを細い道でつなげたゲームをオープンワールドと呼ぶのかは疑問だが、TES系にある生活感や開放感は感じられない。

    とはいえ、海外産のゲームとしては珍しいくらいに不満点が少なく、日本人向けなゲームだと思う。

       
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