デモンゲイズ レビュー

    2013年02月20日 00:00

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    ━━チームムラマサによるDRPG最新作
    デモンゲイズは主にPCでDRPGの開発を行なっているチームムラマサによるDRPGの最新作で、PC、箱○、PSPで発売されている円卓生徒の流れを汲んだ作品となっている。円卓の生徒との関連自体はほとんど無く、前作未プレイでもこの作品からで問題ない。

    発売前は安っぽいエロ絵で話題を呼んでいたが、発売後はDRPGの老舗だけあってゲーム内容が高評価を受け、しばらくは入手困難が続いていた。

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    ━━円卓から更に進化したハック&スラッシュ
    本作の最大の楽しみは公式サイトでも強調されているハック&スラッシュだろう。
    Wiz系の醍醐味として強い装備を集めながらチマチマとキャラを強化していくことが挙げられるが、本作でもそのエッセンスはしっかりと受け継がれている。
    システム的には円卓にあったトラップポイントをより快適に進化させたものになっており、本作ではサークルと呼ばれるポイントにジェムを置くことで敵を召喚し、それを倒すと必ず装備が手に入る。
    ジェムには剣や鎧、兜のジェムなどが存在し、配置したジェムに応じた装備を入手することが出来る。
    円卓のように戦闘を挟む必要がなく、装備の指定ができるために収集効率が良く、ジェム自体も戦闘でポンポン手に入ったり、店で安価で購入できたりするため装備集めは非常に気楽に行える。
    レアなジェムには報酬品の質を上げたり、入手数を増やしたりといったものもありレア集めも狙って行うことが出来る。

    と、ジェムによる装備集めは良いシステムなのだが、通常戦闘の旨味が少ないのはマイナスポイント。
    このゲームではサークル以外では装備が手に入らないため、ランダムエンカウントや固定エンカウントに旨味が殆ど無い。そのため、サークルでの戦闘は非常に楽しいが、それ以外での戦闘は鬱陶しいだけになってしまっている。
    この点はダンジョンの探索のモチベーションに関わるので、次回作以降では通常に戦闘でも装備のドロップを設定して欲しいところ。

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    ━━快適な戦闘システム
    DRPGのプレイ時間の大半を占めるのは戦闘であり、この部分の出来がその作品の出来を左右すると言っても過言ではない。
    本作はコマンドリピート、戦闘メッセージスキップなど必要十分な機能を備えており、戦闘面でのストレスは少ない。欲を言うならば、杖のような使用しても無くならないアイテムがコマンドリピートの対象外というくらいか。

    また、難易度「あつい」、「まるこげ」ならばボス戦が手強く、緊張感のある戦闘を行うことが出来る。
    それでいて、雑魚戦は高難易度でもあまり苦戦することはなく、探索時のテンポを損なうこともない。
    補助やデモンスキルの使用、デモン召喚など戦闘時の選択肢は豊富でコマンド式のRPGとしては及第点以上の出来と言えるだろう。

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    ━━いくつか不満点を
    本作における不満点を幾つか挙げる。
    まず挙げられるのが無駄に種類が豊富な食材系のアイテムの存在だろう。食材アイテムは前作である円卓の生徒のトラップポイントで主に使用するものであり、本作のジェムの変わりと言えるアイテムだがそれが回復アイテムとなってそのまま続投されている。
    しかし、本作では無限に使える回復用の杖が簡単に手に入るため、回復アイテムの存在価値は無く、100種類しか持てないアイテム欄を無駄に圧迫してしまうだけのものになってしまっている。
    加えて売却価格はタダ同然で、店で売るときに異なる種類のアイテムを一括売却のようなことも出来ないので、種類が多い分売却すら面倒。
    ハクスラがメインのゲームでハクスラ要素を妨げる仕様は明らかに調整不足。
    食材アイテムは、ばっさりと切ってしまうか、続投するなら種類を減らした上で、掲示板にランダムで収集依頼を載せ、レアジェムと交換するなどの明確な使用目的を設けるべきだったと思う。

    また、ユニークアイテムの仕様も首を傾げざるを得ない。ユニークアイテムは1週辺り1個しか入手できず(一部除く)、再び入手するためには周回を繰り返す必要がある。
    そのため、隠しダンジョンでユニークアイテムをあらかた入手してしまうと、性能の劣る一般の装備しかドロップしなくなり、ハクスラを行う意味がなくなってしまう。
    また、強力なユニークアイテムを厳選するにはセーブ&ロードが必要になるため作業として楽しくない。
    ユニークアイテムは入手率が低い強力なアイテムという仕様にして、何度でも手に入るようにしたほうがハクスラが捗るのではないかと思う。

    他にも道具屋と武器屋が別だとか、倉庫と店が離れてるとか、アイテムの買戻しが出来ないとか、ダンジョンの壁が分かりにくく、未踏は部分が把握しにくいとか、ストーリー中のメッセージスキップが遅い&ボタンが押しにくいなど細かい不満点は存在する。
    今作は予想以上に売れたようだし、次回作以降ではこういった不満点に関してしっかりとブラッシュアップを図っていって欲しい。

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    ━━総評
    ★★★★★★★★☆(8.5/10.0)
    発売前の宣伝がエロ要素を押していたことと、同時発売のモンスターモンピースと宣伝の方向性が被ったために、そういった要素ばかりが強調されてしまったのは残念だが、ゲームとしてはよく出来できている。
    難易度もそれほど高くなく、このジャンルにしてはストーリーがしっかりしているのでDRPG初心者には世界樹よりもオススメできる。
    今後もVitaでソフトを展開していくようなので、そちらにも期待していきたい。

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